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2008年08月07日(Thu) 12:51

「アート大阪2008@堂島ホテル 鑑賞記」/企画編集室(岩城)

大阪・堂島ホテルにて開催された「アート大阪2008」(7/25〜7/27)に行ってきました。

アート大阪は、堂島ホテルの8〜11階のフロアすべての客室に、
日本国内とアジアのギャラリーが出展するアートフェア。
どのギャラリーもイチオシの作品をたずさえて集まるので、
「見応えがあるにちがいない!」という期待と、
行ったことのないギャラリーを覗ける好奇心で、
開催されるず〜っと前からたのしみにしていた。

作品は、ベッドの上やガラス張りのバスルーム、クローゼットの中など、
ギャラリーごとに展示方法が工夫されている。
ガラス窓に直接ペインティングされていたり、バスタブの中にテレビが隠されていたり・・
小さな部屋には個性的なアート作品が並び、
シングルルームはたくさんの入場者で動けないくらいの熱気。

なかでも特に楽しみにしていたのは、
The Third Gallery Aya(サードギャラリーアヤ)で展示されていた
池田朗子(いけだあきこ)さんの作品。
彼女は、写真や雑誌の中の人物を切り取り、
立ち上げたものを展示してインスタレーションを行うアーティスト。

人や動物、車などが、平面的な写真からぴょっこりと起き上がっている姿は、
平面的な被写体が違和感なく立体的に見えてしまうという不思議な感覚とともに、
写真の中から立ち上がったもう一つの小さな世界を私たちに見せてくれる。
しゃがんで覗き込んでいる方も多く、
「ヒツジかわい〜」とか「でもこのヒツジ、人より大きいよ・笑」など、
鑑賞者の反応をじかに見ることができた。

なお、池田さんは11月のパリフォトにも出展予定で、
青幻舎では現在それに向けて作品集を進行しております!
(詳細はブログ7/31の記事をご参照ください。)
書店に並ぶのは秋頃ですが、見つけたら「これか〜」と手にとってやってくださいね。

次に印象的だったのは・・
アートコートギャラリーで展示されていたヤノベケンジさんの作品。
ちょうど前日に、京都造形芸術大学で巨大トらやんを見たところだったので、ふたたび感激。

チョビ髭とバーコード頭。
なのに体は子ども・・そんな不気味なキャラクター・トらやん。
壁一面に貼りつけられた25個のトらやんお面はひとつひとつが手描きで、
鼻の下にくっつけられたチョビ髭はクセ毛だったり膨張気味だったり。
25人のトらやんは、一見おなじに見えるけれど少しずつちがっていて、
眺めるほどにどの子も愛くるしい。社長、買ってください☆

そして何より新鮮だったのが、アート大阪2008年のキーワード、
“アジア”のテーマのもとに集まった、台湾、韓国のギャラリー。
現代アートは好き嫌いもあるけれど、感性に響く作品は国境を越える。
東京の美術館学芸員の方が、海外のギャラリーの方と流暢な英語でお話
しされている光景を目にした。
わたしも英会話を勉強して、おもしろいアーティストを国内海外問わず発掘するぞ〜!
っとヤル気をもらって帰ってきました。




(写真提供:アートコートギャラリー)