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2007年10月31日(Wed) 13:20

「日本のファッション」はエンタテインメント!/企画編集室(洋)


日本のファッション


3週間程前に書店に並び始めた『日本のファッション』(定価2100円)がなかなか好調である。
やはり、ファッション系専門学校に併設する書店で活発な動きがあり、図書館の注文も好調だが
全国の書店で着実に売れているのが頼もしい。

本書は、1868年明治維新により急激な洋装化(鹿鳴館のドレススタイルなど)で幕開け、
大正〜昭和初期(モボ・モガ、竹久夢二風スタイルなど)、戦中・戦後を経て2007年の現在まで、
日本人のめまぐるしく変化するリアル・ファッションを418パターンもの人物をイラストであらわしており、
この価格にして、大変に濃い内容であります。

成り立ちは、流行色彩学の権威である本著の城一夫先生が企画・構成を担当された
「明治・大正・昭和の色彩展」に、渡辺直樹氏にファッションのイラストを依頼したことに端を発します。
展覧会は大変好評を博し、そのイラストを大幅に加筆、解説等を加えたものが本書となりました。

1970年代生まれの私個人の感想としましては、
50年代〜70年代のファッションは、現代の目で見ても違和感なくおしゃれ。
80年代〜90年代の近過去なると、やや気恥ずかしく、当時の思いがすぐさま蘇ってきます。
2000年代に入ると、「ああ、こんな人いるな〜」と路上観察気分が味わえる。

 

イラストはディテールまで再現されていて、見ていてまったく飽きることが無い。
VANやピンクハウス、アニエスベーのロゴトレーナーや、MA−1ジャケット、ギャル男が持つ
ビニール袋がアルバローザだったりと、観察が非常に細やか!
城一夫先生が監修されている共立女子短期大学生活科学科カラー&デザイン研究室のウェブサイト
「ファッションレポート」を見れば、情報の精度の高さが窺えます。

共立女子短期大学生活科学科カラー&デザイン研究室 
http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/nyusi/street/index

つぎつぎと流行が生まれ、廃れてゆくさま、そして、ファッションとは時代の気分を如実に表すものなのだ、
など、頁をめくると感慨を深くします。
流行色一覧や時代年表も掲載し、資料性も高いのでファッションに興味を持つ方、勉強している方は勿論ですが、
年代の違う、たとえば家族でこの本を見れば、必ず盛り上がると思います。
「ファッション」のコーナーで絶賛発売中ですので、みなさまぜひご覧下さい。