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2007年06月04日(Mon) 11:25

やなぎみわ作品集「フェアリーテイル―老少女綺譚」「エレベーターガール」好評発売中!/企画編集室(洋)


やなぎみわ作品集 Fairly Tale 老少女綺譚


私がやなぎみわさんの「フェアリーテイル」の存在を知ったのは、2004年の秋。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された「少女地獄極楽老女」という、なんとも耽美な響きを持つタイトルのポスターを見たときでした。ポスターは「グランドマザー」シリーズの作品(少女の手相を見る占い師の老婆)でしたが、この展覧会に初めて「フェアリーテイル」の作品が登場していたのです。その翌年、東京の原美術館で行われた個展は「無垢な老女と無慈悲な少女の信じられない物語」という、またまた魅力的なタイトルで、こちらは、「フェアリー」シリーズの作品展でしたが大盛況を博し、図録も会期を待たずして完売したとのことでした。そして展覧会が終わる頃、青幻舎に作品集出版の話が持ち込まれたのです。

醜悪な老女と無垢な少女が演じる物語は、まがまがしくも耽美的だ。テントを頭からすっぽりとかぶった少女、特殊メークを施した極悪非道の異形の老女…、モノクロ写真を軸に展開する奇妙なイメージの中に、善と悪、美と醜、生と死が複雑にからみあう。国際的に注目を集める現代美術家の著者が「自分だけの特別なフィクションの祖母を創ろうとして始めた」寓話シリーズの作品集。「白雪姫」やガルシア・マルケスの小説を下敷きにした濃密なイメージは、著者が「暗黒」と呼ぶ想像力の漂着先をあやしく、美しく見せている。―2007年4月15日(日) 京都新聞

やなぎみわの女性をモチーフにしたコンセプチュアルな作品には、なんとも不思議な魅力を感じるファンは多いことでしょう。
型押された深紅な装丁は、まさに寓話の舞台である中世ヨーロッパ的。そっと書棚に納めたい美しい作品集です。

あわせて、やなぎみわのデビュー作「エレベーターガール」も大判のポストカードに
なって登場しました。ファン必見です。大型限定写真集が高くて買えなかった方、買い逃した方、ぜひお求め下さい。定価は1575円です。


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