2008年06月19日(Thu) 12:00
G・大阪・水本、練習すっぽかし移籍交渉!電撃京都入りへ
G大阪のU−23日本代表主将DF水本裕貴(22)が北京五輪での飛躍を目指し、京都へ電撃移籍することが18日、濃厚となった。今季、千葉から移籍しG大阪と3年契約の完全移籍で新加入した水本は、この日のチーム練習を無断で欠席。関係者によれば、出場機会減に悩んでいた水本は練習をすっぽかし完全移籍での獲得を目指している京都と交渉を行ったという。今後はG大阪と京都が移籍金などの条件面で詰めの作業を行うが、日本人選手にはほとんど前例がない“強行移籍”は、波紋を広げそうだ。
反町ジャパンの一員として活躍を目指す北京五輪の直前に、DF水本が前代未聞の行動に出た。無断でのチーム練習欠席。掟(おきて)破りともいえる“職場放棄”だ。
事前の連絡は一切なし。クラブ関係者によれば、リーグ再開初戦の25日の京都戦へ団結を図るチームを見捨て、京都と移籍交渉を行っていたというのだ。関係者は「(水本が)試合に出られる環境に行きたいという話はずっとあった。チームの中でも、そういう話は出ている」と明かした。
獲得に乗り出したのは京都だ。昨オフの獲得に失敗したが、今季も加藤久監督がG大阪の試合に足を運ぶなど、注目は続けてきた。京都のある幹部は「(加藤)監督がどうしても欲しい存在であることは間違いない」と、完全移籍での獲得を目指していることを認めた。水本はJリーグの移籍規定で年俸×8倍の移籍金がかかるが、G大阪と複数年契約を結んでいるため、上積みはG大阪と京都の話し合いで決まる。移籍金は約4億円にものぼると予想される。G大阪は、移籍阻止のために法外な金額を設定することもできるが、19日に水本と話し合い、翻意させることができなければ、移籍を追認する方針だ。
移籍決断の最大の原因は出場機会の激減だった。G大阪補強の目玉として千葉から3年契約の完全移籍で加入したが、リーグ戦の出場7試合(全12試合)にとどまっている。北京五輪でレギュラーとして活躍するためにはサブの状況は許せなかった。水本は「試合に飢えている部分はある。移籍? もし本当に必要としてくれるところがあれば、いろんな人と相談することも必要」と周囲に語っていた。前日(17日)の練習後には、西野朗監督(53)と2人きりで話し込んでいた。
G大阪では昨年11月、FWマグノ・アウベスが同様の形態でアル・イテハド(サウジアラビア)と極秘で移籍交渉した過去がある。クラブは、19日にも罰金を含めた処分を検討する。日本人では過去例がない職場放棄→強行移籍が実現すれば、今後、大きな波紋が広がることは間違いない。
◆水本 裕貴(みずもと・ひろき)1985年9月12日、三重県度会郡御薗村(現伊勢市)生まれ。22歳。2004年に三重高から千葉入団。05年にはU−20日本代表として世界ユース(オランダ)に出場。昨年はU−22日本代表主将として北京五輪出場権獲得に貢献した。今季からG大阪に移籍。06年10月4日のガーナ戦(日産ス)でA代表デビュー。国際Aマッチ通算出場3試合。リーグ通算出場83試合で2得点。183センチ、72キロ。独身。出会い
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